コナアカミゴケ・地衣類 2009.12.20
●コナアカミゴケ(粉赤実苔:Cladonia macilenta)ハナゴケ科ハナゴケ属。低山から高山地帯までの腐朽木や腐植土のある岩上地上に生育する樹状地衣。粉芽に覆われた長さ1〜3センチの子柄の先に赤い子器をつけます。日本では約1200種あるそうです。ただ、大気汚染や環境の変化に弱い種類が多く、大都市の周辺からは急速に消滅しているとか。ある意味、環境のバロメーターとなるものです。
 地衣類は、大部分は子のう菌に属する菌類なんですが、光合成ができないため菌糸で作られた構造の内部に藻類が共生して、藻類が光合成で作り出す合成産物によって生活しています。両者の間には高度な共生関係が成立しているのです。
 地衣類には、写真のような葉状地衣類。樹皮や岩の模様に見える痂状(かじょう)地衣類(固着地衣類)。枝状になって基質から立ち上がる写真のコナアカミゴケなどのような樹状地衣類があります。
 地衣類は、あまり馴染みがないと思いがちですが、学校の理科の実験で使ったリトマス試験紙は、リトマスゴケからできる紫色の染料で作られます。ロウソクゴケは蝋燭の染色に使われたためこの名前があります。ハナゴケの仲間は鉄道のジオラマに使われるので見た事があると思います。けっこう役に立っているんです。

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