イオウイロハシリグモ 2009.10.4
●イオウイロハシリグモ(硫黄色走蜘蛛)キシダグモ科。
ナギナタコウジュの花穂(かすい)の上を獲物を加えながら悠然と歩くイオウイロハシリグモを見つけました。マクロで寄るとこちらを睨みつけるような仕草。くわえられているのは、小さなキタヒメヒラタアブ(北姫扁虻)でしょうか。まさしく小さなお姫様を略奪して逃亡する山賊のようで、「あ〜れ〜っ!」というお姫様の悲鳴が聞こえてきそうです。美しい薄紫の花の上で、厳しい自然の営みが行われていました。
イオウイロハシリグモは、網を張らずに徘徊して餌を捕獲する蜘蛛です。個体によって色彩変異が大きく、黄褐色から黒褐色まで、太い筋の入ったものもいます。雌は卵のうをくわえて歩き、子が生まれるようになると粘らない網を張って幼稚園ともいえる「まどい」を作ります。外敵の侵入があると蜘蛛の子は一斉に逃げます。いわゆる「蜘蛛の子を散らす」というあれです。ハシリグモというように、足が非常に速く捕まえるのは困難です。水場に棲む種と草地や雑木林に棲む種がいます。水場棲むものは、魚やおたまじゃくしも食べ、草地の蜘蛛は昆虫を捕らえて食べます。また、雄が捕らえた獲物を雌に贈る「求愛給餌」をすることでも知られています。

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