低山の魅力

■私が撮影に登る山は、ほとんどが低山です。森林限界を超えることはあまりありません。それは、低山には森や林があり、動植物や昆虫、粘菌や虫えいなど生命の豊かな営みがあるからです。そんな低山が大好きなのです。
 国立公園や国定公園、保存が必要な山は別ですが、低山や里山は、本来人が入ってなんぼのものだと思います。人の手によって守られ引き継がれてきたものです。全ての山には 持ち主がいるわけですが、マツタケ山 などで止め山になっている場合を除き、マナーを守れば入ることは可能です。むしろそうすることで、植生豊かな低山本来の魅力を知ることができます。
 ただし、色々な生物がいるわけですから、彼らのテリトリーに入っているという認識は持っているべきでしょう。自分も野生の獣のようになって森の中で佇み、全身全霊で森に浸っているときは、心地よい緊張と弛緩が共存し、最高の時間が持てます。それは、私の場合は子供の頃の信州の里山の記憶と結びついています。現在も自分の山の手入れを行っていますが、近年問題化している温暖化による帰化植物などの繁茂には本当に手を焼いています。また、害獣(雑草という草がないように害獣という動物も本来はいないはず)と称される野生動物も深刻な問題です。
 山は、四季折々の変化、時間による変化、気象条件などでいつも違った表情を見せてくれます。ですから、同じ山に何度も通っても飽きないんだと思います。被写体を限定しないで色々撮影するのは、そうすることにより、その山全体をより広く深く味わい、理解することができると考えているからです。いわばホール・マウンテン・カタログです。
 アマゾンのある先住民は、森は祖先から引き継ぐものではなく、子や孫から預かっているものだというそうです。森林破壊は、子殺しや孫殺しにつながるというわけです。熱帯雨林も非常に大切ですが、私達のすぐ身近にある里山や低山も、貴重な自然であることには間違いありません。まず身近な山に親しむことが大事だと思います。
 現在は、信州に居を移し里山再生にも力を入れています。温暖化や国際化によりクズやアレチウリが繁茂し、猪やニホンカモシカの被害も増えており、自然のバランスが崩れていく中での里山再生は非常に困難なものがあります。しかし、手を加えればそれだけのものを与えてくれるのもまた事実です。放ったらかしでは里山は維持できません。人と自然の共生が微妙なバランスで保たれているのが健全な里山といえるでしょう。
 さて、次の山ではどんなワクワクドキドキに出会えるでしょうか。
MORI MORI KIDS's Diary
●以降Diaryは、ブログ「モリモリキッズ」に移行します。
●2006年1月9日、相模湖駅から城山へ、高尾山へと歩きました。今回はシモバシラの氷の花の撮影が一番の目的です。当日は朝の気温が0度、最高気温が5度とやや高めでしたので、撮影できるか心配でした。しかし、数は多くないものの、はかなく美しい自然の芸術がたくさん撮れ満足でした。ミニギャラリーを造りましたので、ご覧いただければ幸いです。
●2006年1月1日、今年もよろしくお願いいたします。信州善光寺平は雲一つ無い新年を迎えました。元旦にはいつも川中島合戦の名所、妻女山に登るのですが、西に鹿島槍ヶ岳を初め白馬連峰など北アルプス、北には高妻山、戸隠連峰、飯縄山、高社山。東には根子岳、四阿山がくっきりと見えました。色々と災いの多い2005年でしたが、今年はなんとか平和な年であるようにと祈らずにはいられません。
みなさんにとっても安全でよい山行に恵まれる一年でありますように。
2005/12/11 鎌倉アルプスへ、あるムックの取材を受けるため家族で登りました。今回は、2003年とは違い、余り知られていない明月院側から登るルートをとり、紅葉の名所・獅子舞に下りました。紅葉は盛りは過ぎていましたが、やはり心を打つものがありました。谷戸の趣にも惹かれるものがありました。曇り、気温は5度。勝上巌(しょうじょうけん)展望台で家族で水彩画を2時間ほど描いたのですが、凍えました。 水彩画ですが、寒い中みんな良い絵が描けたと思います。その代わり絵で神経を使いきって、今回写真はダメダメでした。息子達の写真がすごく良かったので、1ページ作ってやろうかと思います。
●2005/11/27 小春日和の中を、次男と深大寺までサイクリング。紅葉真っ盛りの深大寺は観光客で大混雑でした。境内のなんじゃもんじゃは、きれいに黄葉。モミジも例年よりは色あせていますがきれいでした。喧騒を避けて深大寺城跡から野草園へ。大楠が色づいていました。野草園のキバナコスモスの枯れ枝にはヤマトシジミが日向ぼっこ。実は次男の曾祖父が95歳で大往生を遂げ、葬儀を済ませた翌日だったのですが、鎮魂の思いを込めて古城巡りをしました。彼はお洒落好きでダンディーな明治男で、敬虔なクリスチャンでした。
●2005/11/5 次男と神奈川の三国山-生藤山-醍醐丸-陣馬山を縦走してきました。マメホコリ、アカモミタケ、ムラサキシメジなどなど。季節はずれの桜があちこちで咲いていてビックリしました。暖かいせいかアブもたくさんいました。なんだか紅葉はイマイチでしたが、久しぶりにアップダウンのある山歩きを堪能し、清水茶屋でのんびりしてきました。頂上のマユミの木がピンクと赤の実を鈴生りにしていました。


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