グアナバラ湾に突きだしたリオの街は、いくつもの三日月型のプライア(浜辺)があり、その浜に沿って高層ビルが林立している。その背後には湖を抱き、さらにポン・デ・アスーカル(砂糖パン)と呼ばれる急峻な岩山に取り囲まれている。空から見たリオは、まるで神様が作った美しい箱庭のようだ。
コパカバーナの海岸通りから少し陸側に入った、高層アパートの12階のドミトリーに、私は宿泊していた。入り口には、拳銃を下げた私設のガードマンがいて、ストリートギャングは入れないようになっている。部屋はいくつかあり、二段ベッドがふたつ置かれていた。カーニバルが近いので、どの部屋もバックパッカーでいっぱいだった。
12階の窓からは、同じ高層アパートの人々の暮らしが見える。ガラス張りで外から丸見えの部屋があった。インドアプランツがぎっしりとジャングルのように飾られていた。いつも裸の男女がたむろしてパーティーをやっていた。 |