ノルウェーには、アマゾンで世話になった親子が移住して住んでいる。オスロから3時間ほど車で行ったその小さな町は、森と湖の中にあった。8月上旬、白夜なので朝は午前2時には明るくなり始め、夜は10時にならないと暗くならなかった。夜の9時を過ぎても子供たちが外で遊んでいる。朝7時に起きると、外はもう真昼の明るさで、一瞬時間の感覚が無くなる。
昼間気温が25度を超えると、空一面に綿毛が舞った。森に木イチゴを摘みに行った。木イチゴは私が子供の頃信州の山で摘んだものと同じ味がした。車道とは別
に、森の中に歩道があって小学校やスーパーへと続いている。ノルウェーの夏は花の季節で、デイジーや野バラ、パンジーなどが咲き乱れている。それはもうなんかメルヘンというか、そこら中全部がこぎれいで、これを見ると東京もアジアだなあと思わせられるというか、猥雑な空間というのがぜんぜんなくて、もう全部が美しいのだ。 |