アマゾンの熱帯雨林を舞台にしたデジタル絵本「CAPINO」です。
 右向きの三角ボタンをクリックするとページが変わります。



 カピーノのモデル「カピバラ」は、南米の三大大河(オリノコ・アマゾン・ラプラタ)流域に生息する、世界最大の齧歯類です。つまり、ネズミの仲間です。体長は1.3メートル、体重は70キロにもなります。
 ジャングルというよりは、湿地帯や沼地の水辺に、群を作って生息しています。ブラジルの大湿原、パンタナルでは、牧場にもすんでいます。雨期には湿原全体に散らばり、乾期になると減少した水辺に集まってきます。

 足には水かきがついていて、ぬかるんだ所も平気。泳ぐのも得意で、ジャガーなどに襲われたときは10分以上も潜っていることもできます。食物は、イネ科の植物や水草です。

 雌は120日前後の妊娠期間の後、2〜8匹の子供を産みます。食物連鎖では下位に位置する彼らは、用心深く常に群で行動し、草を食べるときも必ず周囲を監視しています。 

 アマゾンでは、その存在はありふれたもので、ジャガーのように生態系のほぼ頂点に座るものでもなければ、ピラニアのように誇張された生態によって有名になってしまったものでもありません。カピバラは、その辺の水たまりにいくらでもいたありふれた動物だったのです。

 ベネズエラの牧童たちはカピバラを魚の一種と呼び、感謝祭には七面鳥のかわりに食べたということです。基本的には用心深く慎重ですが、餌を食べた後子供を忘れて帰っていってしまうような、おちゃめな面もあります。

 そのありふれたカピバラが現在激減しています。 ライオンタマリンやマナティーのようにレッドデータブッ クには載ってはいませんが、だからこそ21世紀の熱帯雨林の保護のシンボルになるといいなあと考えています。

 
●当作品へのお問い合せご感想などは、 Contactのページからメールでお願いします。
 
 (c)HAYASHI Moriyuki  24/4/2002- 当作品の無断流用、コピーを禁じます。
Ads by TOK2