初めてのオフ会は遭難騒ぎ!?

11月9日(日)

発眼卵放流


はじめてのオフ会を催しました。西丹沢で発眼卵の放流&鍋を囲んでの親睦会です。でも発眼卵放流は私も含めて参加者12名全員が初体験。そこで漁協に相談したところ快く現地指導を引き受けてくださいました。あとは参加者どうしであれこれとアイデアを出し合ってボックスを作ったり、ネットで放流のコツを調べたり、判らないことがあると水産試験場に問い合わせたりしながら当日を迎えました。

まずは養魚場で発眼卵の購入


漁協指定の養魚場で発眼卵を購入します。
放流日に合わせて受精させるので事前の予約が必要です。


左はヤマメの水槽。成魚がうじゃうじゃです。ペレットフライなら入れ食いでしょうね(喜)。1000匹釣り男も夢じゃないだろーな。

右は来年の親魚候補たちの水槽。選定の基準は肌が白くパーマークがはっきりしていてマークの大きさや並びが整っていること。さらに腹部の斑点が少ないことと、成長が早いことなどなど。養魚場のこだわりがよく判りました。


検卵機から卵が出てきますが中には死卵も混ざっています。
あとは手作業で取り除いていきます。死卵を一緒にしておくとまわりの卵がくっついてカビてしまうんだそーです。
今年は酸欠を起こしたらしく、発眼しながらも一部が白い(背骨らしい)卵も混ざってるので選別も大変でした。
我々が購入する12000粒を検卵するだけでも二人で40分。
養魚場ではあと40万粒も検卵するらしいから大変ですね。


発眼卵を購入してから集合場所へ向かうと既に多くの方が到着していました。ネットで知り合った方や丹沢の常連さんやその友人などなど。私自身が初めてお会いする方もいらっしゃいましたが、そこは共通の趣味を持つ集まりですから簡単な自己紹介の後は皆さんすぐにうち解けてました(喜)。

数々の自作ボックスたち

地撒きだと沢ネズミやカジカなどの外敵、さらには共食いで生存率が落ちるようなので7名がボックスを自作して持ち寄りました。力作揃いですね(喜)。
全て百円ショップで購入した容器がベースです。大きく分類するとフタ付容器にドリルやハンダコテで穴あけしたタイプと、最初からスリットが入ったケースやザルにフタを工夫して付けたタイプの2種類です。穴の大きさや数なども孵化率に影響しそうなので結果が楽しみ。でも、回収にいったときに腐乱してたらどーしよう・・・(汗)。
私が作ったボックスの制作過程を知りたい方はここをクリック!


ボックスは手本にした既製品が2層式だったので、同様にスリットの入った仕切り板が付いたものが多かったです。
上室に卵を入れ、孵化した魚は広い下室に移動するような構造です。やがてヨークサックが小さくなってスリムになると外に出られるというカラクリ。
でもさー、そんなにうまくいくのかな?(喜)


当日の装備はクーラーボックス(卵の運搬用)、バイバートボックス、プランター、ザル(検卵用)、レンゲ、割り箸、消毒液、ハンドスプレー、バッカン(消毒用バケツ)、肘つきゴム手袋、スコップ、目印用テープなどなど。

放流場所は3コース

@らくちんコース:上流まで林道が沿っている沢で放流。
Aタフネスコース:林道の橋から入渓して沢通しに遡行して上流で放流。
Bエキスパートコース:沢通しに遡行して魚止め滝を乗越し放流。
各チーム4人組で4000粒の発眼卵を放流します。

最初に漁協の方から放流に適したポイントの説明や埋設方法、注意すべき点などを指導してもらい各チームが目的の沢へ散っていきました。
注意点の中で特に重要なのは「直射日光は厳禁」ってことですね。


らくちんコースは足柄健太さん、Hさん、Uさん、私の4人。林道が荒れてこれ以上は進めないというとこに車を停めて20分ほど歩きました。川床に降りられそうな斜面があったのでそこから下降。
この崖で卵の入ったクーラーボックスを手にしているHさんが
「ここで卵を撒いちゃいそーだよ」・・・・・一同爆笑!

卵の運搬方法はクーラーの底に氷(または保冷剤)を入れ、その上に濡らしたタオルを2枚敷いて卵の入った袋を置きます。氷の上に直に置くと低温ヤケドで死んじゃいます。卵の上にも濡らしたタオルを載せればOK。卵は湿った状態なら水の入った袋にいれないでも大丈夫なんですって。
現場でボックスに入れる量をレンゲですくい、もう一度検卵。それからバイバートボックスへ。


埋設に適した場所は、@水深があること。ボックスを据えた状態で上に20センチ以上の水があるところを選びます。秋〜冬の渇水を想定するとこのくらいが安全ですね。
A絶えず新鮮な水が供給される場所。巻き返しなどは酸素の供給が悪いのでNGです。渇水しても上流側から水が流れてくる場所を選ぶことが大事です。
B流速が穏やかな場所。流速がある場所は大雨が降ったときに流される可能性があります。
C砂地は避ける。雨で水が出たときに卵が砂に洗われてしまいます。

設置場所が決まったら、プランター(我々は100円ショップでプラボックスを購入)にバイバートボックスを入れ石で囲みます。水の中で石を囲むより数段楽ですし、雨で増水したときも動きにくくなりますね。

ちなみにこのボックスは私の作品。頼むからちゃんと孵化してくれよ〜。


プランターを設置したら、その周りを大きめの石で囲みます。
さらに直射日光を避けるために上にも石をのせて隙間も石で塞ぎます。
最後に回収のために目印をつけて完了。
4人で手分けをすれば10〜20分で設置できそうです。


お次はbr#7さんの作ったボックス。穴の空いた整理用ケースを2段に重ねた作品。水の抜けは抜群でしょうね。

岩のエグレの下に設置してみました。
下が砂地だったのでプランターを置く前に石を敷き詰めてからその上に設置。砂に巻かれるかもな。ケケッ(喜)


上流部の渓相


森を縫う穏やかな渓相で水量も乏しくなってきました。
落ち込みで水深のある場所を探して遡行します。
派手に紅葉する林相ではありませんでしたが秋の渓を歩くのは気分が良かったです(喜)。


Uさんがタッパを使って自作したボックスと、くりきさんがザルを利用して作ったボックス。


地撒き

最後は地撒きに挑戦。床に石を敷き詰めて周りを大きめの石で囲みます。
卵を巻いてから平べったい石でフタをして、直射日光を避けるために隙間は落ち葉で塞ぎました。


らくちんコースは7カ所に分散して放流。終了は13:30。

ボックスの回収は数ヶ月後になりますから、数週後には孵化の様子を観察しに行くつもりです。
どれだけの孵化率でどのくらいが生存していくのか? また、再生産して魚が定着するのか判りませんが今後が楽しみです。


集合場所に戻るとタフネスコースのカモノハシさん、くりきさん、br#7さん、Tomizo氏が先に戻ってました。彼らの放流の様子はカモノハシさんくりきさんのレポをご覧ください。

鍋パーティー

お待ちかね?・・・鍋を囲んでの親睦会です。
まだ戻らぬエキスパートコースの方たちを無視して先に始めちゃいました。
共通の趣味を持つ間柄だけにすぐに和んで大盛り上がり!
話題がまだ帰らぬ4人に及ぶと「釣りしてんじゃねーのか?」と茶化してました。

ところが・・・・・17:00をまわって暗くなっても帰ってきません(汗)。


さすがに心配になって18:00に一回目の捜索。しかし入渓場所に車がありません。夕方から降りはじめた雨も強まってきました。
ま、まさか遭難!?・・・・・。
ここからのドタバタは彼らのレポをご覧ください。





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