とってもブルー
8月11日(月)
世附の渓
台風10号が降らせた雨で世附は今年一番の水量です。情報では昨日の夕刻でササ濁り。今日は絶好のチャンスでしょう。
4:00前にゲートが開くのを待っていると雨が降り出しました。レインウェアを羽織って歩き始めましたが「あぢー」のなんの。ゴアテックスとはいえ夏場のレインウェアはめまいがするほど暑いっす。今日は新素材「トランスウェット」とやらのTシャツも着用してみた。なんでも従来のドライ素材より吸汗・発散性が高いという売り込みだが、確かに汗をかいても肌にべたつかずなかなか快適だ。
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林道は台風の影響で山抜けした跡もあれば倒木が遮っているところもあった。 5:00になると明るくなって雨もやみ、川の様子を見ることができた。 下流部は凄い水勢・水量。濁りも残り渡渉は無理って感じ。 中流部はササ濁り。水も太く怖いくらいの流速。 つまり上流部しか遡行が困難な状態でした。 |
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今日は昼までしか時間がないので中流部に入る予定でした。でも今日の流れを見たら怯むよなあ・・・結局いつもと同じように上流まで歩きました。入渓点には6:00到着。
| 沢の入口 これだけ上流までくると濁りはごく僅か。ただ水勢が・・・。 今日のシステムはリーダー4X−9.5f、ティペットは5X−6f。 ドラグ回避のためいつもより少々長め。そして大物用に太め。 フライは不沈スティミュレーター10番。これならチビは食えまい。 今日は尺にしか用はないのだ(喜) |
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流れの緩いポイントの拾い釣り、反応は上々だ。フライを追いきれずに食い損ねるヤツも多かったけど20センチ前後がビシバシ出る(喜)
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写真のポイントでは 左の筋で2匹。中央で1匹。右の筋でも1匹。 4匹とも20〜22センチ。 今日は写真を撮るのが面倒なほど釣れました。 |
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このポイントからは25センチ。 幅広のナイスプロポーション。 こんな階段状のポイントはラインを持ち上げないと流せない。こんなとき8.3fのロッドが有利だと思う。 |
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そしてクライマックス? ここでフライを流すと大きな影がフライを追いかける。がっ、食い損ねた。ヘタクソ! 魚と目があったと思うほどの至近距離・・・私からわずか3mだよ。 反転する姿を見ると斑紋のはっきりしたイワナ。尺は間違いないぞ! しかもこのイワナ、なんとなんと元の位置に戻って定位しています(喜)。 コイツは獲ったる! |
ポイントを静める間にティペットとフライを交換します。フライは少しでもドラグが掛かりにくくするためボディだけが沈むタイプを選びました。私の最近の十八番はアンブレラフックにパラシュートで巻いたビートル。このフックは真っ直ぐにボディが水面下に吊り下がるのでドラグが掛かりにくいと思う。また魚へのアピールも高いのか反応も良い。狙いを定めてキャストすると、今度は一発で出たあ〜!・・・重いぞ。なかなか浮き上がらない。・・・久々の手応えだ〜(喜)・・・よしっ、流芯の手前で浮いた。でもここからが寄りそうで寄らない。あと少しだ。しかし相手も必死にあがく。・・・背中のザック側面に着けたネットをまさぐった瞬間、ロッドティップが少し下がる・・・これが大失敗!また流芯へ入られた。あああ・・・一気に流されてカタで落ちそう、ヤバイ!・・・落ち込みの落差と水勢を考えるとバレる。まずいぞ!・・・足場も悪いし動けない。・・・そうだ、少しだけ緩めると上に泳ぐって聞いた。・・・だめだあ、弱ってるから水勢に負けてるよ。・・・こうなったらゆっくり引っ張ろう。・・・ゆっくりゆっくり・・・ああ、頭が水面から出てる。・・・やめろ!頭を振るなあ・・・体を左右に大きく振ったその瞬間・・・竿が弾けてフライが宙に舞い上がりました。ぎゃあ〜(絶叫)
こんなに悔しいバラシは初めて。だって目があうような距離で対峙したのに元の場所に戻るヤツなんていないでしょ。まるで私に釣ってくださいと言わんばかり。今年これだけ世附に通ったのはコイツに出会うためだったような気がして・・・。
不思議なもので、これまでに釣ったどんな大物よりも、バラシた大物の方が鮮烈に記憶に残っている。今日のバラシも私の記憶に深く刻まれることになるんだろーなあ。宙に舞い上がったフライがフワフワ落ちていくさまがスローモーションのように甦ります(泣)。
この後はモチベーションが戻らずに精彩を欠き、予定より早く11:00で納竿しました。今日はたくさん釣れたのにブルーな気持ちです。
JAZZ DISC REVIEW
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Kenny Burrell / Midnight Blue 大物をバラした日はブルースを聴いて黄昏れるに限る(苦笑)。ケニー・バレルのプレイはアーシーなブルースではないが独特の音と洗練されたフィーリングがなんともいえない哀感を感じさせてくれる。テナーサックスのタレンタインのプレイも際だっている銘盤。このブルーなサウンドに抱かれてフライを巻きたい。丁寧に丹精込めて。もう一度ヤツと対峙することを夢みて。 |