滑ってバラシて

4月18日(金)

世附の沢で爆釣


昨日は初夏のような陽気、今日の予報も同様です。丹沢のヤマメも活発に動いているはず。ウキウキしながら東名高速を走行しました。
車中でかけたBGMはデイブ・ホランド・カルテット。キレまくるリズムにのってサックスとギターが縦横無尽に走り回る。その熱い演奏に気持ちが高揚して、もうノリノリ...「ああっ!しまった!」...演奏に熱中するあまり大井松田出口を通過してしまいました。
次の御殿場ICで降りて246で世附を目指しましたがゲートに到着したのは4:05、車は3台目。あわてて荷物を下ろして先行者の後を追います。いつもの2割増しのスピードで歩いていくと、すぐに年配のエサ釣り師に追いつきました。行き先を尋ねると私の希望する沢とはバッティングしていません。安心して情報交換をしながらゆっくりと一緒に歩きます。ところが10分ほど話したあとに聞いた言葉に愕然。「先に歩いていった人もフライだったな」...ぎゃあ、早く言ってくれえ!...ここからはもうトップスピード。足を早く進めるために腕を大きく振って、そう、まるで競歩状態。なんとかダムのあたりで追いつくことができました。このフライマンとも希望する沢が異なったので今度こそ大丈夫。入渓点には5:30に到着です。

入渓点の斜面


林道からは川が見えません。
この沢は入渓場所がわかりにくいので、初めての人は出合から探る程度のようで
すけど核心は奥だよな。


河原に下り立って着替えを始めましたが...
「ない!ない!ないっ!」

ザックをひっくり返してもウェーディングシューズがありません(絶句)。
ゲートで慌てたので忘れてしまったようです。


もうトレッキングシューズでやるっきゃない。


入渓点の渓相。
河原が荒れてなく河畔の森が美しい沢。


水量はあまりない沢だからなんとかなるかな?と思って徒渉した途端にズリッときました。
まるで氷の上を歩いているような感じ。
こりゃあ立ち込んで釣るのはムリだなー。
思ったところに立てないので、少しでもドラグが回避できるよう
リーダー・ティペットを長めにセット。
6X12fのリーダーに7X4fのティペットでスタートです。


遡行を開始しましたが滑るしボサきつい...「足下注意・頭上注意」です。でも魚の活性は朝から高く、チビは入れ食いの状態。
水温を計測すると6:00で9.2℃もあります。



今日は朝から虫が多くミッジやカワゲラに混じってカゲロウ・トビゲラが少々といった状態。ライズも多く目にしました。

転倒その1


このポイントでようやく良型をヒットしたが取り込もうと水中に足を入れた途端に転倒!
慌ててロッドを拾いましたがすでにバレてました。


転倒その2



ここでも良型をヒット。
手元に寄せ、しゃがんだ瞬間にツルッ!
今度は魚がバレませんでしたが、体勢を整えたときには3段下まで流されてた。
しょうがないので無理矢理引き寄せるとカタで落ちてしまった。


ここでようやく23センチをゲット。

パラシュートを追ったが出なかったのでEHCに変えたら飛び出てきました。

EHCは山岳で一番効くフライかな。
ただ白泡の廻りに打ち込むと一瞬見失ってしまうのが難点だな。


遡行開始から3時間が経過するとアタリが少々落ち着いたが、出てくる魚のサイズが大きくなった。



これは22センチ。


この区間で釣れた26センチ

体高があるが白っぽいヤマメでした。




フライはEHC14番。


デカヤマメ発見


この淵は魚が溜まってました。その中でゆうに9寸はあるヤマメを発見。
しかも下の方でライズしてる。
釣りやすい場所に定位しているのでニンマリしながら這うようにストーキング。
リールからラインを引き出してキャストをしようとしたその瞬間...。
目の前から魚が走っちゃいました。見落としてたんですね、前にいた魚。
もちろんデカヤマメも逃げました。


そのままの場所に腰を下ろして一服入れます。「また出てこないかなあ」と淡い期待を持って昼食をとりました。すると徐々に魚が元の位置に定位を始めたではないですか。よく観察すると10匹以上の魚がいます。表層直下で捕食してるみたい。中には時折ライズする個体もいます。でも一番大きかったアイツだけは見あたりません。さすがにあそこまで大きくなる魚は警戒心が強いですね。
ここで今度は作戦変更。「下から順に釣ってやる作戦」です。釣れるたびにフライを変えてみました。

1匹目は23センチ
クイルボディパラシュート
2匹目は22センチ
EHC
3匹目は17センチ
グリフィスナット
4匹目は20センチ
CDCダン
5匹目は16センチ
フローティングニンフ
6匹目は25センチ
なんとパラシュートアント(喜)


どうです?山岳で上を向いてる魚は何にでも出るでしょ。でもさすがに徐々に反応が悪くなり、残っている魚は底の方で定位するようになってしまいました。こうなると沈むフライを持ってない私にはお手上げ。また釣り上がるためにフライをパラシュートに戻します。何の気なしに最後に一番奥の流れ込みにフライを叩いてみました。フライが流れ出したその瞬間、真横から大きな頭が水面を割ってフライを吸い込みました。反射的にアワセをいれると一瞬針掛かりをしたのですが、すぐに竿が弾けてしまいました。なんと最後にアイツが出てきたのです。しばし呆然としながらも「また来るからな」と再戦を誓って上流へ歩みを進めました。すると今度は滝が連続しています。

奥の巻き返しでヒットするも
またもや転倒&バラシ
2番目の滝では23センチをゲット
ここでも危うく転倒しそうだった
3番目の滝は反応なし
ここも足下が悪く怖かった


今日はここまでで納竿1:00でした。林道に這い上がり着替えます。シューズの中はぐしょぐしょに濡れている。歩き始めるとすぐに靴下まで濡れてしまい足がふやけてかなり痛い。2時間歩いて車に戻ったときには両足の裏が靴擦れしてました。治るまでは釣りにいけそうもありません(泣)。

帰りの林道歩き


日陰は風が心地よくとても気持ちよかったが
日向はTシャツでも暑かった。

桜やツツジが一気に開花して楽しませてくれました。



今日は小さいのも入れれば20匹以上の釣果。午後は流芯から飛び出す魚もいて盛期到来といった趣でしたね。


JAZZ DISC REVIEW

Dave Holland Quartet / Extensions

妖しい輝きを放つスティーブ・コールマンのサックス、疾走するケビン・ユーバンクスのギター、神懸かったテクで叩きまくるマービン・スミスのドラミング、そしてそれらを押して押して押しまくるデイブ・ホランドのベース。この音世界にハマると周りが見えなくなるのでご注意を(笑)。




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