沢歩き?

4月12日(土)・13日(日)

玄倉の沢


去年この時期に良かった玄倉の沢へカモノハシさんと一緒に釣行しました。ゲートから3時間歩いて目的の沢へ到着。核心は源頭部なので、初日は様子見で下流部を釣り上がりました。ところが入渓と同時に雨が降り始めます。

水量は平水。水温は2:00で7.8℃。

この沢はやや荒れた渓相ながらも適度な水量・落差で玄倉らしい幅広のイワナを育んでいます。

去年はこの区間も良かったのですが、雨のせいか反応が無く滝までやってチビが1匹だけ。


引き返して本流も少々叩きましたがまったく魚信がありません。雨足も強まる中、カモノハシさんがライズを見つけましたがフライには出てくれなかったようです。「まあ、本番は明日だから。」と声を掛けて納竿。足早に山小屋へ向かいます。
小屋に到着して食事と風呂を頂いた後は他の宿泊客と談笑しました。丹沢の1年を撮影するためにムービー撮影をされる人がいて、機材が重いためにアシスタント?を従えていたのには驚いた。アマチュアですよ。プロユースの機材で撮影して、ナレーションや音楽も編集されるようです。趣味が高じるとここまでいくんだなー。釣りキチの私もちょっと安堵を覚えました。まだまだディープな世界があるのね。
この方の今回のお目当ては「桜」。でもこの付近はまだ咲いてないと嘆いてました。確かに去年はちょうど満開だったな。暖かかったですからね。

2日目は4:00起床。登山道(廃道)を歩いて滝上から入渓します。


写真は奮闘するカモノハシさん。
崖をヒーヒー言いながら登ると、休む間もなく今度は下降。
「高所恐怖症」ということでしたが、ぐいぐい進んでましたよ。

恐怖心より釣り欲が勝っていたようです(喜)。


昨晩は思ったより雨が降りました。濁りは出てないけど若干水量は増えている。水温は8.2℃。さあ、今日はどうでしょう?

遡行開始は6:00。虫はまったく飛んでいません。
谷に陽が差し込んでからが勝負かなあ。



魚の姿がないので、まずは巻き返しを丁寧に探ります。
しかし反応は...???
二人で首を傾げながら釣り上がりました。


やがて渓は落差を強めます。イワナの渓らしい大場所が連続しますがこの区間も反応なし。水深があるポイントはドライじゃ出ない状況なんでしょう。

両岸も狭まりダイナミックな形相の中流部。

いかにも尺が潜んでいそうなポイントを何度も流しましたがチビですら
釣れません。

どうしたんだ、今日は?


小さな滝も連続します。ここでカモノハシさんに簡単なザイルワークの手ほどき。アッセンダーやエイト環を使った登攀・下降のレクチャーです。

アッセンダーを使って登攀するカモノハシさん。
かなりビビリモード。


残置ロープで登ったときは頼りない吊り元を見て
「こんな細い木に命を預けていたのか!」と愕然としてました。
確かに登る前にこれ見たら、登れないよな〜。


沢の中流部からは落差が緩みます。ここまで4時間の遡行で二人ともボーズ...。こんな山奥来たのにどういうことだ?

今年は倒木がたくさんありました。雪が多かったんでしょうね。


頭上がひらけたポイントにも流された枝があって、とにかくフライが流しにくかった。


10:00をまわった頃になってようやく虫が飛び始めました。ミッジと小型のカワゲラが主体です。こまどりがカワゲラを狙って飛び交っています。「よーし、これなら魚も動きだすぞ〜!」と気合いを入れ直します。

二人ともカワゲラを見てフライをエルクヘアカディスにチェンジ。


緩い流れにフライを乗せると「パシャッ!」とチビのアタックがありました。

いつもなら空振りした時点で前へ進むようなサイズですが、ボーズの私は真剣です。
同じ筋を3回流してようやくヒット。12センチのチビなのに慎重にやりとりする自分が情けなかったっす。


やはり虫が流れてないとドライフライじゃ反応しないのね。あたりまえのことなのに感心してしまいました。今日の状況だと水面で捕食するより水中のほうが効率が良いんでしょう。

さらに遡行を続けると河原に雪が残っていました。


この1週間は気温も安定しませんでしたから、魚の活性は下がっているのかなあ?


魚の反応が好転しません。何度もしつこく流すとようやく下から追ってくるといった状況。出てもチビばかり...。

カモノハシさんも数匹釣りましたが20センチが最大。

私も16と20センチの2匹を追加するのがやっと。


こんな奥まで7時間もかけてツメてるんだから、数がとれなくても大型を手にしたいものです。最後は小場所を飛ばして良さげなポイントを叩いたけどダメでした。釣果がのびないまま1:00に納竿。3時間川を歩いて脱渓。

本日の最大は23センチくらい。


尺を狙って入山しただけに物足りないな〜。


帰りの林道で本流をやった釣り人に話を聞きましたが、エサ・フライ・ルアーともにさっぱりだったようです。去年は桜が咲いて汗ばむような陽気の中での爆釣でしたから、まだ早かったのかな。でも源流の釣りはスリルと大物の期待感があって楽しい。懲りずにまた行きましょうね、カモノハシさん。




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