泊まり装備は前回とまったく同じ。リッジレストは外して、腰から下に敷く銀マット(3o厚×50p×70p)をパッキング。
容量を食うリッジレストを外した分、食材1087g、クッキングシステム1863g(激重)、ロープ・ハーネス・ガチャ1012gなどを突っ込み総重量8789gになっちゃった。タイトルの「ウルトラライト」は「ライトウェイト」に代えないといかんな。
JAM2は今日もパンパンだぁ。
冬季の装備に嗜好品まで詰まってるからねー。
前回のレポを見た仲間からも散々な言われようだったし・・・(涙)
「リストラにあい→家族からも見放されちゃった風体」
「止むを得ず自然と一体化しちゃいました感」
「朝このまま冷たくなってそう」「真ん中の枝がさらに侘しさを醸してる」
「これを見てUL熱から目が覚める人、多いんじゃないかな?」
>ALL やかましい!(怒)
トップのコンプレッションストラップがもう少し長ければいいのに・・・。
ネックをめいっぱい伸ばすとストラップに余りがない。
行動中にアウターを脱いだとき、ここに括れると便利なんだけどねー。ザイルもここに収めたいし。
今回はポールで張ったぞ!・・・でも貧相なのは何故?(悲)
冬枯れした渓畔は下草も生えてないし、まわりに緑がないからしょーがないだろ。このロケーションにどんなテントを張っても映えないぞ、きっと!
華やいだ気持ちになりたいなら美味しいモノを食べるのが一番だ!
焚き火は真っ赤な熾になっていたので、隣に小さく石組みをして熾を半分移動。こちらが調理用。
元の方には薪をくべ、再び焚き火を大きくする。
コッヘルにオリーブオイルと塩を入れ、具材にからませる。何を作るかわかるかなぁ?
湯をわかして○○○○をひとつかみ。
何を入れたかわかる?
これがわかった人は何を作ったかも、わかっちゃったよね。
2008年3月6−7日
網の上で具材(鶏ムネ肉、イカ、タコ、エビ、タラ)を焼く。
炭でじっくり焼くと、表面はこんがり、中はジューシーで旨味が凝縮されるのだ(喜)
正解はコレ!
まだわかんない人いたりして・・・。
オリーブオイルをまわしてニンニクで香りをつけ、米をサッと炒めて水を加える。
水気がなくなり米が膨らんだらサフラン水をかける。
焼いて甘みを出したパプリカをちぎってのせ「パエリア」の出来上がり!
どお?美味そうでしょ?(喜)
参考までにパエリアパンは直径28pで重量は807g。重っ!
網焼きした具材(フルーツトマト、生ベーコンも焼いた)とハマグリを米に押し込む。
あとは熾を足しながら加熱。熱が均等に伝わるようパエリアパンを何度かまわす。
焚き火料理をするときはレザーグローブがあったほうがいいですぞ。
食後はエスプレッソでまったりモード。
誰も来ない沢で木々や鳥や沢を眺めながら深ーい香りと苦みを楽しむ・・・酒が飲めない私にとって至福の時間なのだ。
エスプレッソマシーンは612g。デミタス4カップ分なので携帯するには大きすぎるね。くりき氏が使ってる小さいマシーンが欲しいっす。
瞬時に着火できるストーブ、お湯を差すだけで食べられるドライフーズ。
便利で軽いけど、なんだか味気ないんだよね。
勢いよく燃えさかる炎、柔らかく揺らぐ炎、真っ赤な熾、それらを利用してのんびりと調理する。焚き火料理には、何ものにもかえ難い魅力を感じる。
やっぱ自分にはこんなスタイルが合ってるなぁ・・・。
森林の中で幕営するときは林床の植生にダメージを与えちゃうから焚き火はできないけど、渓泊まりのときは焚き火で料理を楽しみたい。
食後は新たに購入したロープを試用してみた。
ファイントラックのフローティングロープはコアにダイニーマを使ったポリプロピレンのロープ。強度があり、水に浮くほど軽く、コンパクトになるので、補助ロープとして最適かもしれない。
ナイロンロープとの大きな違いは伸度を持たないため、ロープが伸びることで衝撃荷重を吸収できないこと。だから、登攀には使えない。また、伸びないということは支点へのダイレクトな負荷が生じ、耐熱温度もナイロンに比べて劣るため、懸垂下降にも不向きであろう。





13:00、行動開始。
20分ほど歩いてから崖を下りる。
JAM2の生地なら藪漕ぎもへっちゃらなのだ?!
行動開始から40分で渓に到着。
小さな流れだけど釣りになるポイントは点在する。
でもタックル持ってきてましぇーん。
解禁して一週間経つけど、まだスイッチが入ってないんだな。今年はゆっくりスタートしま。

まずは焚き火だ。
美味しいモノを食べるためには熾がたくさん必要だからね。
風向きを読んで焚口を決めたら石組みする。木を床に並べて極細の枝を盛る。その上に円錐形に細い木を組む。
この時期の流木は乾燥してるから、落ち葉を押し込んで着火すれば火はまわる。さらに送風機で煽れば失敗はないな。

流木や倒木はいくらでもあるので薪には困らない。中太の薪を30本ほど切り出してから幕営の準備だ。
自作のタープを張ってみた
農ポリを3.6m×5.4mにカットして四隅とセンターにアルミテープを貼り、ハトメを打った超軽量タープが使いモノになるのか検証だぁ。
ロープの結びもこだわると楽しいのだ。
簡単に巻け、過重が加わると締まり、簡単にほどける結びが便利。

末端が余ってダラっと垂れている様は美しくないよね。
ロープが長いときはチェーン・センニットで鎖のように編む。これで一時的に短くできるのだ。引き解けなので一発で解けるぞー。

マリンスパイク・ヒッチ
テンションを効かせたいときはトラッカーズ・ヒッチを使うことが多いかな。
チェーン・センニットの最後の輪を使って折り返す。テコの原理で楽に引けてピーンと張れます。最後はローリング・ヒッチの引き解けの形で固定。結びコブは動くから、テンションの調整もできるよん。
でね、美しく?張ったロープを使って自作の農ポリタープを張ったんだけど・・・すげー貧乏臭いのよ〜。「釣り人やハイカーに見られたらメッチャ恥ずかしいなぁ」ってオドオドしちゃうくらい貧相です(涙)

サイトの品位が下がるのでボカシを入れちゃう(喜)。それほどまでに貧相なのよねー。
強度にも問題アリ。これだけ大きいと風をはらんだとき、かなりの負荷がかかる。で、グロメットの部分が次々と千切れました。で、コーナーに石を包んでクローブ・ヒッチで張り綱をとる。これで切れずに張れたんだけど、タープの下で座ってたら・・・なんだか気が滅入ってきちゃったよん。だから1時間で撤収。ダメだぁ、ちっとも心地良くないんだもん。











食事のじかん
フローティングロープ
とはいえ、引っ張り強度は充分なので、経験に基づいて安全だと判断できる場面では懸垂で使ってみたいロープだ。もちろん自己責任の上で。
高さ5mの崖。滝を巻いた後、下りるのに苦労するような場面と同じ。こんなときはロープがあるとないとでは大違い。
スタンスがあるときは負荷をかけずに補助として使い、ないときは下降器に頼る。こんな使い方が源流遡行では多い。



6.5mmのポリプロピレンロープ。
ナイロンより滑るイメージがあったが、エイト環で制動はまったく問題なかった。
ATCでも制動は問題ナシ。
ロープは難所でのみ使うものではない。
コンディションや天候・体調などで、難しいと感じたら使うべきだと思う。
いざという時のためにも積極的に使用して、慣れておくことが肝要だ。
実際、ロープを使うことに慣れると、源流釣行でもこれ無しということは考えられなくなる。「危ない」を「確実」にできるからね。


6.5mm×20mで370.5g。
今まで使ってたナイロン8mm×20mが740gだからちょうど半分の重さだ。
コンパクトだし、これならいつでもパックに押し込めるぞ(喜)
ロープを持ったら、取り出すタイミングの判断も問われるよね。
メンバーの力量も見極めないといけないし。
いざというときに備え、なんでもかんでも持っていくのはどーかと思う。重さと嵩が増えると危険が増す場合もあるから。でも、ロープは源流釣行には外せない装備だと思うな。

ロープで遊んでいるうちに闇が迫ってきた。
流木を拾って夜に備える。

暖をとる焚き火は大きく燃やす。
観賞用、調理用、おのずと焚き火は違ってくる。
太さの違う薪を切り出しておくと、炎を自在に操れ楽しいのだ。

夕食はパエリアの残りをリゾットにして、サイドメニューにジャガイモの包み焼き。
ジャガイモはバジルと塩をふりかけ、濡れた新聞紙で包んでからアルミホイルでくるみ、焚き火に放り込む。これぞ焚き火料理!
今日も風が強い。枯れ葉に引火するといけないので、薪を燃やしきって砂をかけてからシェルターに入った。ダウンパーカーを持って来なかったおかげで体が冷えきり、スリーピングバックに潜ってもしばらく寒くて寝れなかったっす。眠りに落ちたのは23:00頃かな。
翌朝
ゑっ・・・???
アラームを5:30にセットしたのに目覚めたのは7:00・・・やべぇ、10:00から契約があるのに家に帰ってスーツに着替える時間がないぞー!(汗)
大慌てで撤収して車を飛ばすも、朝の渋滞が始まって家に帰る時間がない・・・で、焚き火臭いR2を着てクライアントに行きましたよ。
開き直って正直に「山で寝坊しました」って挨拶したらウケて契約取れたけど(本当にありがとうございました)、こんなことしてたらそのうち失業の憂き目に遭い、家族にも見放され、「真のウルトラライト」になっちまう・・・(汗)