深い森のどっぷり沢旅
楽園1日目

アプローチはいきなりつづら折りの急登。トレッキングポールは遡行中邪魔になるので、丹沢の倒木から切り出しておいた杖を使用。で、すいすいと登る。

<<<BACK

森と水の3泊4日のツアーにK海さんと参加した。この渓は深い森を縫うように穏やかに流れ、美瀑をいくつも落として深い釜を抱き、幻想的なナメや連瀑の区間もある。そして、美しくも野性的なイワナがごちゃまんと泳いでいる。そう、沢の魅力が凝縮した秀渓なのだ。

私は過去に何度か入ったことあるんだけど、下の区間しかやったことがないんだよねー。かたや、K海さんは尾根越えで中間の区間だけを経験済み。で、ガイド氏にお願いして下から上までツメあげる沢旅を企画してもらったのだ。

食料は米と調味料だけを持ち上げ、おかずは全て現地調達でまかなう計画らしい。荒天でサカナが釣れなかったらどーすんの?という不安を掻き消しつつ前夜に出発。下山予定地で合流して我々の車をデポしてガイド氏の車で入山場所へ向かう。

4:00。空が明るくなり始めるが、谿には霧が垂れ込めている。雨降らなければいいなぁ。

6:00。渓の入り口に到着。残置ロープを使って河原へ下降。

行動開始はなんと3:00

これには理由があるのよねー。実はどしゃぶり隊の遠征と日程がカブッちゃってるのだ。で、出し抜いたワケ。
ヤツラも我々の動向が気になってたようで、深夜にもかかわらず1時間おきに携帯に着信が入るが一切無視!(喜)
駐車スペースに到着したときの地団駄を踏む光景を想像すると、徹夜明けの疲労も吹き飛ぶのだ。うけけっ。

ヘッドライトを灯して吊り橋を渡る。渓までは3時間ほどの歩き。

最初のヘツリ。小さく微妙なスタンスを拾う。
写真はルートを探す管理人の図。課題を与えられたようで楽しい。
右岸の人影はさっさと逃走したK海さん(喜)

この後、私はなんとかガイド氏のところまでヘツッていったのだが・・・「これ以上は進めませんね」と言われ、かなり上まで高巻くことに・・・おいおい、右岸が正解だったのね。

長い廊下が楽園の扉だ。何度来ても感動を覚える美しい景色。
この瀞場を漕いでいくと、下界で纏ったストレスや疲れが溶け出していくんだよねー。

私とガイド氏が藪をガサガサやってるころ、K海さんは置いてきぼりをくらったと思ってパニック状態。笛を吹きまくってました!(喜)
2週前の南アルプス釣行がトラウマになっちゃったのかな?うひゃひゃ。

ガイド氏はやっぱ沢屋だねー。釣り師の私とルートが違いますわ。
過去に入ったとき小さく巻いた箇所もズンズン水際を突破します。冷たいよぅ・・・。

この先は泳がされるのかいな?とびびっていた区間はいつもの高巻きルートでちょっと安心。

巻いた後もヘツリやスクラム渡渉を繰り返す。楽しぃ〜♪

前にコバさんと来たときに使ったテン場の上の良淵。今日もイワナがごちゃまんと溜まっている。
後ろから来るであろう、どしゃぶり隊のために石を投げ込んでおく(喜)

水は冷たいから落ちたくないよぅ・・・。
泊まりの荷を背負ってるからバランスに注意なのだ。
重量は極限まで削ったつもりだけど、ザックのショルダーやヒップベルトが脆弱なんで背中で暴れるんだよなぁ。

最初の滝に到着。キレイな滝だねー。こいつは左岸をヘツッて攀る。

ここは岩がボロボロだから、1手づつ剥がれ落ちないか確認しながら進めば大丈夫。

滝を巻くとナメの渓相。
バックの新緑とのコントラストがキレイだねー。

ナメの区間が終わったところから釣りあがることにした。
水温が低いけどドライフライで出るかなー?

ほいっ。ポンポン出ます!
ドラグがかかると慌てて追い食いするほどだ。

K海さんの後を釣っても大きなポイントでは何匹もヒットするぞー(喜)

←コレは尺あるかなぁ、と思ってメジャーをあてたけど29.5pだった。
尺には届かなかったけど、グラマラスで抜群のファイトだった。大満足の一匹。

雪渓が残ってる斜面では山菜を採る。
が、ウドは少なく伸びすぎ。ウルイも開いてしまっている。
で、利用できそうなヨブスマソウの先っぽやシャクを摘んだ。

熊の糞が落ちている。数時間後に歩くであろうエッグマンが踏むといいなぁ。
熊に遭遇したらもっといいのになぁ。

ガイド氏に続いてK海さんが取りつく。

ばしゃーん!水飛沫をあげてK海さん沈没(喜)

これを見ている私は満面の笑みを浮かべてますな。画像をこれ以上大きくすると二人の人間関係に亀裂が生じるかもしれん。と思うほどの笑顔をしちゃってるよ(汗)

初日のテン場が近づいてきたので、ガイド氏から10匹キープの指令が出る。
昼食は行動食だけなので、しっかりタンパク質を摂らないとバテちゃうからね。
サカナはいくらでも釣れる状況なので、私は9寸だけを狙い撃ち。
テン場までに2匹キープ。

15:00 テン場着。
最初の作業は薪拾い。
今回は調理も焚き火でやるので、これは重要な任務なのだ。

立木がないのでガイド氏は倒木にピトンを落ち込みロープを張っていた。なるほどねー。

今年はまだ泊まった人が少ない(いない?)ようでテン場はとてもキレイ。

私はガイド氏とタープの下で寝る。
K海さんはシェルター持ち込み。

設営を終え、焚き火でお湯をわかしてお茶をすすっていると下流から鈴の音が・・・どしゃ降り隊のエッグマンだ!
ど、どしたの?顔面蒼白だよ?

話しを聞くと、数々のネタを携えてここまで上がってきたらしい・・・詳細は本人のレポで(喜)
それにしてもスゲー顔してたな。写真撮るの忘れたよん。

一息ついてから、私とK海さんは食材(イワナ)の調達。あと8匹必要なので、本流と沢に分かれて4匹づつキープすることにした。ま、30分くらいで型を揃えられるだろう。

と、思ったのが甘かった。私が入った沢は本流に比べてサイズが落ちちゃったんだよねぇ。写真のような8寸はポツポツ釣れるが9寸が出ない。本流の大雑把な釣り方から本気モードで丁寧に流すのだが・・・。

9寸をキープできないままF1まで来てしまい超アセる。ここで粘るものの8寸×2匹をキープするのがやっと。

その頃、本流を釣り上がったK海さんは順調に9寸×4匹をキープして意気揚々とテン場に戻っていた・・・のだが・・・スリップして頭から沈没!うひゃひゃ。
袋からサカナが流れてしまったそーな。で、再び釣り上がるものの8寸×2匹でタイムアップ。これだから現地調達は恐ろしい・・・(汗)

よもやの釣果にガイド氏が慌てる。うひゃひゃ。昼間の釣りを見てたらいくらでも良型が釣れると思うもんねー。
ま、献立はおまかせしてるので、私は向かいをテン場にしているどしゃ降り隊のミキ助、かじぞーさん、新隊員Iさんに挨拶。
我々の歩いた後でも炸裂した模様・・・むうぅ、全てのポイントに石を投げておけばよかったなぁ(喜)

さてさて、お待ちかねの夕食だ。
焚き火にはビリー缶。使い込んで真っ黒だよ。かっこいいねー。

メインディッシュはイワナ丼。
ボリュームを増すため粉をまぶしてソテーしてた。

イワナ汁もバカうまー。イワナって本当にいいダシが出るよね。

ノルマがキープできなかったので、戻るときにウドの先を摘んできた。
炒めてチーズをのせた料理がこれまた美味い。ウドは洋風に調理してもいい味になるんだね。トマトとも相性がいいんだって。

他にイワナのモツ炒めと骨せんべい。イワナは食べれる部位は全ていただくのがガイド氏の流儀。
ヨブスマソウはおひたしに。ご飯のおかわりにはイワナのソテーが足りないので、シャクを甘辛く炒めてご飯と混ぜた。
イワナが足りなくても充実のメニューだったよん♪

日もどっぷり暮れた。
薪をくべながらまったりとした時間を楽しむ。これも野営の魅力のひとつなんだけど、徹夜でタフな行程をこなしたので超眠いっす。
私が最初にシュラフに潜り込んだ。と、同時に爆睡。Zzz〜。


2日目につづく

6月26日(木)