発眼卵の観察&幕営


11月22日(木)−23日(祭)






最近サカナよりキノコな私は北信で「ナメコ狩り」の計画をたててました。
前日から山に入って中腹の雪原で幕営。久々に本気で冬季の装備を整え高速にのると・・・え?チェーン規制??
携帯電話の電源を入れるとキノコツアーのガイドから留守電が・・・「キノコが雪に埋まってます」(涙)
なんでも私が幕営しようと思ってた場所には60センチの積雪があるようで、なおも降り続いている様子・・・で、もちろんキノコは中止。
でもねー、私が持っている装備の中で最強のギアで武装したので、このまま引き返すのは悔しい。で、行き先を北八ツにしようかと現地の状況を調べてみると・・・むぅーん、麦草峠のアプローチが無理そう・・・今回はソロだし、無理せずに引き返してきました。ええ「チキン」とでもなんとでも言ってください(泣)
んで、近場の丹沢へ行き先を変更。いったん自宅に戻ってウェーダーとゴム手袋を積んで放流した発眼卵の観察をすることにしました。


丹沢はまだ紅葉してるのだ

大又ダムは見たことないほど減水しています。
発眼卵を入れたボックスが露出していないか、いささか心配だぁ。


今年は10月28日(日)に発眼卵放流をおこないました。約四週が経過したので、順調に育っていればヨークサックも半分くらいの大きさになっているはずですが・・・この減水、大丈夫かいな?

私はエッグマンかじぞーさん、K海さんと隊を組みました。
彼らと放流した沢に入ってみると、減水具合は想定内って感じ。これくらいの減水なら大丈夫だろう。

落葉が始まった渓を遡行していくと赤テープの目印を発見!
目印の下の石組(矢印のところ)の中にカゴとボックスが埋設されてます。(写真右)


放流した日は雨の後でかなりの水量だったんだよねぇ。こういうときは設置場所が悩ましいのだ。渇水に備えてそれなりの水深があるところに設置したいのだが、当日は水勢が強かったからね。私たちの隊は砂に巻かれないよう水底に石を敷き、ボックスの周りもしっかり石で囲んでみました。

ボックスを開けてみると・・・

がーん!いつもより死卵が多いっす。40粒くらい。
一つのボックスには300粒くらい入れているので10〜13%が死卵。
例年だと5%未満なのでかなり多いですね。

右の写真は放流日に撮影した同一のボックス。


今年は「色が浅い卵でも発眼していれば大丈夫では?」という意見があり、例年だと弾いているような白っぽい卵もボックスに入れました。右の写真を見ても混ざってますよね。これはやっぱり避けたほうがいいのかな?
来年、検卵の精度を上げて、いつも通りの5%未満になったら、原因はハッキリしますね。

さらにボックスを開いて下層を見ると・・・

おおおぉぉ、元気に泳いでいるぞ〜(喜)
ヨークサックも予想どおり孵化直後の半分くらいの大きさになって色も浅くなってるぞ。
あと2〜3週したらボックスをスルーするだろうな。と、思ってるそばから、かなり強引にスリットを抜けていく稚魚が数匹・・・おい、まだ早いだろ!
この市販のボックスってニジマス用に作られたから、スリットの幅がちーと広すぎかも。


カゴの中にはボックスがもう一つ

自作ボックスでは実績1のくりき式ドーム型ボックス。

開けてみると・・・おぉ、相変わらず歩止まりがいいなぁ。
成長してヨークサックが小さくなると、ちゃんとスルーする秀逸なボックスです。
こちらも死卵は40粒弱。やっぱ検卵が甘かったのかな?


今日の観察はこの一カ所で終了。
林道を下っていくと重機がなにやら作業をしています。

林道にせり出した枝を伐採していました。

重機のアームの先で枝を掴んでバキバキ折ったり、アームの先に人が乗ってチェーンソーで切断したり。
営林署がやってるのかな?それとも東電ですかね?



幕営
さてさて、せっかく山ごもりの装備を積んでいるので、場所を移って幕営ですがな(喜)

フェザーフレンズの厳冬期用シュラフ
目の玉が飛び出るほど高価でしたが、ここ10年出番がありません。だって、でかいんだもん。
沢で使ってるダウンのシュラフ(右側の赤いヤツ)と並べるとめっちゃでかいでそ。
本気で冬山の装備を詰めると80リットルのザックでも入りきらないで外付けなのだ。(これでもクランポンとかグローブ外してます)


ザックの重量は余裕で20sオーバー。膝が沈み込むような感じだーね(汗)

今日のテントはマウンテン・ハードウェアの「バンカー1」

アタックテントとして設計されたであろうテントなので居住性はまったくありませんが、しっかりしたファブリックに極太ポール・・・かなりタフな作りです。雪上で真価を試してみたかったなぁ。

シングルウォールの自立吊り下げタイプ。設営は慣れれば2分で完了!楽チンっす。

狭いといってもビヴィほどの圧迫感はないし、中で着替えは可能。ただ、荷を収納するのが大変ですね。ザックを置くスペースはないから、中身を出して寝るときに足を突っ込みます。だからマットは半身用を使用。寝具以外のギアやシューズを両脇に配置するとキツキツだぁ。


マットは久々にリッジレストを使いました。最近は冬季でも収納サイズを優先して自動膨張式のサーマレストを使ってましたが、下からの冷気を遮断する能力は格段に上かもしれないっす。

テントの設営が終わったら薪拾いだ

ここで重宝するのがスリング。運搬がとっても楽チン。

集めた薪は折りたたみノコギリで長さを揃え、細・中・太と分けておくと火力調整しやすいですぞ。


渓で遊ぶ人は焚き火が大好き。そして、それぞれに流儀があるようだ。
私は小さな焚き火が好み。座ったまま薪をくべたいので、手が届く距離にいたいのだ。火が大きいと熱くて近くに座れないでそ。
それと、薪はすべて燃やしきりたいっすよねぇ・・・源流にいったとき、ぶっとい流木の真ん中だけ焦げて残ってたりすると、げんなりしちゃいます。人の痕跡が残らないよう、薪はすべて燃やして最期は土に埋め、石組は元に戻すのがマナーだと思ってます。

夜の帳がおりてきたので着火。


谿が闇に包まれたころ、ほどよい炎が揺らめきたった。
風がなかったので炎から煙がまっすぐ延び、その先には星が輝きを増しはじめた。
森の中でのソロキャンプ。寡黙な夜を過ごすのもいいもんですなぁ。

半分くらい燃やした薪を数本外す。こいつを使うと翌朝の焚き火が楽に着火するのだ。


薪を組み替え、まったりと食事の支度。今日の献立は「しゃぶしゃぶ」だぞ!
自宅では絶対に口にできない霜降り肉を自分のペースでしゃぶしゃぶして味わいました。食い意地の張った息子が三人いるの我が家ではありえない贅沢なのだ(喜)

ガス・カートリッジ「エキスペディション・スペシャル」

新製品ですかね?
北信のマイナス5℃以下を想定して購入してみました。
この日の丹沢は氷点下にならなかったので真価はわかりませんが、炊飯のときの気温はプロトレックによると2℃。この状況下では完全に安定した火力でした。


ガス・ストーブは中途半端に残ったカートリッジの始末に困りますよね。私はランタンで使いきるようにしてます。

冬季の幕営で使えるギアをいくつか紹介しま。

ソレルの防寒シューズ

シューズはソレルがイチオシ。
防水・防寒性が抜群で、ジッパータイプだから着脱も容易。テントシューズとして最高だす。
車からそれほど歩かないときはいつもコレなのだ。


最近ウールのベースレイヤーが見直されてます。

パタゴニア「ウール4」
ウールのチクチク感が苦手な私も納得の肌触り。化繊のアンダーウェアより暖かく感じました。
ただ、汗はポイント5のほうが圧倒的に吸いますねー。発汗したときに濡れた感じがしたもんなぁ。
でも、透湿するときに生じる化繊特有のヒンヤリ感(放射冷却?)がありません。
激しい活動には化繊に軍配が上がりそうですが、雪上キャンプなんかには最強かも。


モンベル「U.L.ダウンインナーパンツ」

これも極寒用に購入。
今まで使っていたパタゴニアの化繊マイクロパフ・パンツよりも格段に暖かいっす。さすがダウン。
これ着てシュラフに潜ったら暑くて寝苦しいくらいでした。これがあれば、丹沢の冬季でもシュラフは「スーパーカズー」で対応できそう。生地も改良されて撥水加工されたようなので満足の一品。ダウンは濡れたら性能が発揮できないからねー。


この日は冬型の気圧配置でかなり冷えましたが、雪上を想定して武装した私は完全にオーバースペック。シュラフが厳冬期用だったので、暑くて着ているものを脱ぎたかったくらい。でも、テントが狭いので脱いだモノの置き場がない。で、シュラフのジッパーを開けて寝ました。

空気が乾燥していたのでテントの結露はありませんでした(喜)
ベンチレーターの効果もあるのかな?

嬉しい発見がもう一つ。吊り下げフックが縫いつけてある半透明のファブリックが明かり取りとして効果があること。月明かりが透過して、テント内が真っ暗になりません。

今年の冬はコイツを背負ってスノーシュー履いて、ふかふかの雪原で遊ぶぞ〜!


紹介したウェアはお奨めしますが、このテントはかなり使い勝手が限定されると思うので、ま、あまりギア選びの参考にしないでちょ。
以上、久々の更新でしたー。




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