大失態!?

6月11日(水)

デブリと山菜の渓へ




丹沢の常連さんと山菜採り&釣り&天ぷら&温泉という欲張りな山行。昨年より残雪が多いようだけど・・・大丈夫かな?

今日のパーティーは釣り歴30年以上で山菜も詳しい I さん、元山屋のUさん、魚しか眼中にないコバさんと私の4人。

私が昨年入った山域なので隊長はこの私なのだが・・・果たして無事に帰還できるのじゃろうか?(汗)

山菜を腹一杯食べるための食器や調味料など背に4:00行動開始。


林道が瓦礫で埋まっていた。昨年の地震の爪痕か?それとも台風なのか?

これを突破すると雪渓の残骸(デブリ)が行く手を阻む。


快調なペースで3時間ほど歩いたころ
「はて?」という景色が目に飛び込み、隊長の私が「道を誤った」ことに気付く・・・(滝汗)

隊員たちに精神的ダメージを与えてはいけません。何事もなかったようにあっけらかんと
「はい、ここが支流の取水堰堤です。そろそろ本流に戻りましょう」と声を掛けてみました。

「ざけんなっ!」「おかしいと思ってたんだよ!」「川に投げ込んだろーか!」という反応を予想してましたが、心優しい三人からは
「しょーがねーなあ、戻ろうぜ」
という返答。でもね、目から軽い殺意は感じました(怖)

本流に戻るものの3時間のタイムロスは大きい。その上、今年のデブリの大きさといったら・・・(苦)

昨年のようにはっきりと踏まれた踏み跡もない。スリップしたら制動が効かないから激流に飲み込まれるのは必至。今の水量・水温・流速なら一巻の終わりだろう(汗)

ピッケルでステップを切ってアイゼンを装着した足を正確に運ぶ。バランスがきわどい難所ではザイルをのばして突破した。


足がすくむので谷底を見てはいけない。間違っても
「たかが草を採るために何やってんだ俺は?」などと考えてもいけない。ただただ自然と同調すべし!

行動開始から6時間後、ようやく本流の取水堰堤に到着。
遡上した魚の溜まり場なのでコバさんが竿を出してみると、すぐにヒット! 雪シロで磨かれた7寸イワナだ。

大物の予感がプンプンしてたけど、後が続かなかった。


トンネルの入口はかろうじて人が通れるだけの隙間が空いている状態。
その隙間に潜り込むために残雪の壁を乗越す。
ここでも活躍したのがUさんが愛用しているピッケル(30年モノ)。壁にブレードを打ち込み足掛かりを刻む(ステップ・カッティング)のだ。
銘工が打ったヘッド、使い込まれて黒光りのする木製シャフト・・・宝物のようなピッケルなのに、このあとは「ウド採り」に使いまわされた。シュピッツェで土を掘り、ブレードで刈る。これほどウド採りに適した道具はないだろう(喜)


トンネルを越えてから山菜を本気で採取。
木の芽(タラの芽、ハリギリ)を摘むコバさん。

コゴミや赤コゴミ、極太のウド、ウルイ、カタクリが雑草のごとく生えていた。
ウルイの若葉は毒草のバイケイソウと似ているので手を出さなかった。
咲くまでに7〜8年かかるカタクリは採ってはいけない。鑑賞する花だ。


タイムロスのせいで釣りはほとんどできませんでした。私と I さんは竿を出さず、コバさんとUさんは流れに立ち込むこともなく数カ所のタルミを探っただけ。それでも釣れるんだから、もう少しやらせてあげたかったっす(謝)
楽しみにしていた天ぷらも中止・・・車に戻ったのが17:30だからねぇ。小休止や山菜採りの時間を除いても11時間くらい歩いた勘定だ。
温泉に浸かる時間も失い、隊長の私は仲間からの信頼も失った・・・まさに大失態だ(泣)





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