分かれ道

10月2日(土)

三度目の・・・




今日は紅葉で染まる秋山を登る予定でした・・・が、台風後の絶好の釣り日和でもあります。前日に丹沢をやったミキさん(40匹)、I さん(34p)の釣果を聞いたら・・・釣りになっちゃうよなあ(苦笑)

4:00のゲートは20人くらいの人が集まってました。さすがに10月は混みますねぇ・・・。行き先を調整してから各々が散って行きます。私は数人の常連さんと一緒に歩きはじめ、分かれ道でお互いの幸運を祈り?ながら目的の沢へ。

私は6:10に入渓。

水温は・・・またやっちまった。水温計を忘れたことに今気づきました。
早く回収に行かないとなあ・・・(また釣りに行く口実ができたぞ)
しかし、置き忘れとはいえゴミになってしまうんですから、いけませんねー。
来年はコードを付けようかと思ってます。

てな訳で水温は???、ハッチなし、水量は多め、といった状況のなか遡行開始。


沢を歩いていくと魚が数匹走りました。よく見るとあちこちでウロウロしてます(喜) いつもならもっと奥から竿を出すのですが、今日の活性ならやらない手はありません。魚たちの機嫌も良いようで、たて続けに3匹(チビですけど)をヒット!

ペアリング

8寸ペアのクルージングを発見。仲良く寄り添って悠然と泳いでます。
ペアリングって何度見ても同サイズの魚で組まれてますねー。
一匹は遠目で見ても婚姻色がはっきりした個体でした。

なんとも微笑ましい光景ですが、こちとら釣り師だ。二匹のクルージングコースを読み取ってフライを投じます。でも完全に無視。産卵のことで頭が一杯なのかな?


魚はポイントごとに定位しています。でもライズはなし。羽虫はまったく飛んでいないので、水中で捕食しているのでしょうか? フライを落とすと反応はするのですが、なかなか口を使うところまでいきません。

チビは釣れるけど良型はフライを見切ります。
パラシュートやカディスがイマイチなので、繊細なソラックスダン、
サイズも#16に落としますが、これもあまり効きません。
フライがまったく合ってないんでしょうか?

そこで、ストマックをとってみました。
ハサミムシやゾウムシなどテレスト、カワゲラのアダルトなどで、
予想に反してニンフはほとんど含まれていません。


となると、Uターンの原因はドラグでしょうか。ティペットを継ぎ足しLLシステムに変更しました。これだとドラグは回避できるのですが、私の腕ではコントロールの精度が落ちてしまいます。イワナならともかくヤマメは一発勝負ですからねー。それと山岳の沢だとボサもキツいので当然ライントラブルも増えて集中力が落ちてしまいます。さて、吉と出るか・・・?

リーダー・ティペットを長くしたのは正解だったようです。

大場所に着いている8寸クラスがフライを吸い込むようになりました。


8寸クラスでも婚姻色のない魚・・・雌のヤマメでしょうか?

フライはクイルボディのパラシュートダン#14。


こちらは婚姻色がうっすらと差した23センチ。

フライの真下で数秒間凝視してからポコッと出るという、なんともいやらしいヤツ。
手強い相手を仕留めたときは満足感がありますよねー。フライならではの満足感だな。


魚の出が良くなって快調に釣りあがっていくと・・・デカイぞ・・・9寸発見!


落ち込みの岩に囲まれた小さなポイントで揺らいでいます。

こちらの身を隠す場所がないので、這うようにして間合いを詰めました。
上は枝が被っているのでしゃがんだ状態でサイドキャスト。
フライは魚の真横(左)10センチくらいに着水・・・ヘタクソ!・・・自分を罵ります。


ヤツはフライが着水すると同時にクルッと回転してフライを追いました・・・ましたが、フライに追いつけずにフライもろとも周りを囲んでいた岩から滑り落ちてしまいました。ヤツは私の目前で慌てふためいて右に逃げてから角度を変え、奥へ、そして最後は左へとすっ飛んで逃げていきました。
ここではLLシステムが裏目に出た(ヘタなだけ?)。あの食い気なら目の前に落としただけで出ただろーなあ・・・トホホ(悲)

気をとりなおして先へ進みます。

10:00を過ぎて太陽が顔を覗かせてからは僅かですが黒いミッジが飛びはじめ、黒と茶
2種類のカワゲラもちらほら舞うようになり、魚の活性がさらに上がりました。

右はソラックスダン#14で釣った24センチのヤマメ。なかなかのファイターでした(喜)


枝が被っている区間にさしかかったので右岸の森の中を歩きながら流れを見ました。すると・・・でろ〜んと浮いた
9寸発見!

落ち込みの巻き返しで斜め後方(下流側)を向いて浮かんでいます。
竿抜けしやすいポイントでさらに下を向きやがって・・・手強そうなヤツですねぇ。

しかーし私はヤツのバックをとったぞ!
あとはフライの落とし所だ。白泡の切れ目を狙ってロールキャストでフライを投じます。
が、わずか数センチ奥に入ってしまい、巻き返しの流れに乗りません。
慌てて竿をたててフライを手前ひっぱりましたが、ヤツはその不自然な動きを察したのか
フライが頭上に来ても無視します。くぅ〜、くっそー(悔)


フライをチェンジしてしかも今度は一発で流れに乗せるものの先ほどより深く潜ってしまい、さらに何度かフライを流すと白泡の下に消えてしまいました。

二度もチャンスがあったのに・・・もーすっかり意気消沈です。しかーし、山の神様は私を見放していませんでしたよ。少し上の曲湾部に数匹の魚影があるので注意深く観察していると・・・背中が真っ黒の9寸発見!

ヒラキには3匹が定位してますが、一番強い大型が一番前を陣取ってます。

距離はありますが頭上はぽっかりとひらけバックも充分。フライならではのポイント。
フライは多少ズレて入っても目立つようにエルクヘアカディスを選択。

ラインを気持ちよく伸ばしてシュートすると・・・ガバッと身を露わにしてフライに襲いかかりました。ラインのスラッグがあるので即座にアワセ!・・・ところが今度は空振っちまった(涙)


ヤツはフライを食い損ねて腹が立ったのか?興奮状態で淵の中をぐるぐる泳いでいます。が、再び元のポジションに定位するようになりました。これならもう一回出るかも(喜)。場を静めるために昼食をとりながら次のフライをチョイスします。流れは見た目よりヨレている。さっきは慌てて捕食しようとして派手に出たんだろう。こんなときの私の勝負フライはアンブレラフックに巻いたビートル。水面からボディがぶら下がる姿勢なのでドラグが掛かりにくく、ビートルの輝きはアピール度満点なのだ。

30分くらいのインターバルをおいてから勝負をかけました。今度は寸分たがわぬポジションにフライが落ち、ヤツがゆっくり浮き上がります。ためらいなくフライを吸い込んで頭を下げた瞬間にピシッとロッドをたてました・・・のったぞ!(喜)・・・ぐんと重みが乗った瞬間・・・竿が弾けてしまいました。痛恨のバラシ・・・しばらく立ち直れないかも(涙)

アンブレラフック・・・コイツの効果は認めるが、ゲイプが狭いのと、その姿勢からして掛かりが浅いんじゃないかと思う。去年(8月11日のレポ)もこのフックで尺をバラシてるんだよねぇ。「勝負フライ」ではなく「勝負してバラすフライ」になっちゃってます(悲)

その後も8寸級はとりました。掛けた数もかなりのもの。


期待してた魚止めのポイントは手前にいた斥候のチビに走られジ・エンド。14:00納竿。


この時期にフライとしては出来すぎとも言える釣果。しかも今日釣った半数はサイトフィッシング。最高に面白い釣行のはずなのに、気分はとってもブルーだ。

沢通しで1時間歩いて林道へ這い上がるとススキの穂が揺れてました。
ヤマメも秋色に染まり始めたし、すっかり秋になりましたね。

がっくり肩を落として林道をてくてく歩いていくと、行き倒れの釣り人?を発見・・・昼寝をしているコバさんでした。釣果を恐る恐る尋ねると、なんと彼も9寸をバラシ!(喜)

二人で話し込んでいると、昨年の放流でお会いした某釣り倶楽部の方が戻ってこられ、三人で話をしながらゲートまで戻りました。


車に戻ってから他の沢に入ったUさんの携帯にTEL・・・「どーでした?」
「良かったですよ。最大は9寸・・・」
嬉々とした報告を聞いて再び落ち込む二人・・・チャンスをものにできるか否か・・・ここが分かれ道ですな(喜)





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