ボックス回収

12月4日(土)

一週早かったなあ




先月設置した発眼卵のボックスを回収しました。今年は埋設直後にまとまった雨が降ったので、砂を被っていないかちょっと心配。卵は無事に孵ったのでしょうか?

カモノハシさんと沢を歩きます。
設置のとき(写真右)と比べると森はすっかり冬枯れしてました。


そして、予想以上の減水だぁ。もともと水量の乏しい枝沢ですから、深みを探して埋設したんだけど・・・ボックスが露出してなければいいのですが。


最初の目印を発見! 下を見ると・・・水深はギリギリだよ(汗)。
石を丁寧にどかすとボックス(くりき式)が現れました。恐る恐るフタを開けると、いるいる!ごちゃまんと稚魚が溜まってます。(白い粒は死卵)


このボックスは死卵が多かったですねー。検卵の精度が甘かったのかな? 放流のときに白くなっている卵は除去したので、恐らく無精卵を選別できなかったからではないかと思います。色が健全でも発眼していない卵は除去しないといけないのかな。でも見分けるのは大変だなあ・・・。

次はコバさん自作の二層式ボックス。死卵は上段に残るので稚魚に死卵の黴が伝染しなくてGOODですね。

今年は昨年より1週早い4週目の回収だったので、ヨークサックがまだ大きかったです。動きも緩慢で放つには少し早かったかもしれません。


ヨークサックがなくなって自力で餌食するようになるまでには6週くらいかかりそうです。11月上旬に設置して12月中旬以降に回収するのがベストでしょう。でも年の瀬にみんなが集まるのは難しいし、源流は氷結も始まる時期だからなぁ・・・。

次の設置場所は市販品とくりき式の2つを埋設した所。
左は市販品、右はくりき式。
軍配はくりき式にあがるな。
歩留まり率はbPです!



稚魚は底に溜まる習性があります。くりき式はボックスの下半分からは脱出することができません。かたや市販品は側面の下までスリットが入っています。スルー適期までの保護性能としてはくりき式のほうが優れているんじゃないかな。ただ、回収が終わった後のメンテナンスや収納は組み立て式の市販品が楽チンですね。

今年の自作ボックスは総じて歩留まりが良かったです。1個だけもぬけの空だったボックスがありましたが、これは昨年作ったボックスで4ミリ穴のもの。やはり穴(スリット幅)は3ミリが適しているみたいですね。それと、今年は砂を被ってダメージを受けたボックスが激減しました。昨年の経験から、落ち込みから離れた場所に設置したことと、ボックスの穴を大幅に増やしたのが功を奏したのでしょう。あと、新たにわかったことは、ボックスに卵を入れすぎると稚魚の成育が良くないといったこと。身動きがとれない状態だと泳ぎも上達しないようです。過密状態の稚魚はヨークサックのしぼみかたも遅いみたいですね。死卵は全てのボックスで10〜25粒。孵化率にすると97〜90パーセントくらい。これは検卵の精度で上がっていくでしょう。

フライの雑誌最新号の記事によると、イワナの発眼卵放流で半年後に調査したところ10パーセントの生存率が確認されたようです。これにあてはめると半年後には1600匹の稚魚が泳いでいるはず・・・。でも、そこからの生存競争も厳しいんだろーなあ。一匹でも多くの魚が残って再生産して欲しいものです。

発眼卵放流・・・自作ボックスを開けて一喜一憂するのは楽しいです。来年も続けられる・・・かな?




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